戦後間もない、食べるのも精一杯の頃、それでも五郎たち一家は前を向こうとしている。 そんな彼らの隣に、焼け出された家族がよそから移ってきたが、何やら秘密めき、周囲と馴染もうとしない。 その花岡家を巡る噂は、なぜか恐ろしいものばかりだった。 やがて、五郎の家に泥棒が入る。目撃される復員兵。そして起きたもう一つの事件・・・全ては花岡家の人々を燻りだすように飛び火する。
<作品情報>・脚本/村田里絵・演出/平塚仁郎・対象/一般